論文要約:バコパ・モニエリの認知機能への効果:無作為化二重盲検プラセボ対照試験
- infobacopa
- 7月12日
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✅ 論文情報
著者:Pase, M. P., Kean, J., Sarris, J., Neale, C., Scholey, A., & Stough, C.
掲載誌:Journal of Alternative and Complementary Medicine
巻・号・年:Vol. 18, No. 7, 2012, pp. 678–686
✅ 研究目的
この研究は、健康な成人におけるバコパ・モニエリ抽出物の認知機能への影響を詳細に検証することを目的とし、特に脳波(EEG)変化との関連性に焦点を当てた。
✅ 方法
対象者:健康な成人81名
デザイン:無作為化二重盲検プラセボ対照試験
介入:バコパ抽出物(KeenMind®)300mg/日を12週間継続摂取
評価方法:神経心理学的テスト(記憶・注意・情報処理速度)+脳波(EEG)測定
✅ 主な結果
ワーキングメモリと情報処理速度に改善傾向
特に注意力や記憶の一部領域で統計的に有意な改善がみられた
EEGでは、α波とθ波の変化が観察され、脳の注意集中状態との関連が示唆された
副作用はほとんど報告されず、安全性も良好
✅ 結論
バコパ・モニエリは、注意力・記憶・脳の電気的活動に有益な影響を与える可能性がある。その作用機序の一部は神経電気活動(EEG)レベルでも確認され、自然由来の認知サポート素材として有望である。
✅ コメント
この研究は、主観的なパフォーマンス指標に加え、客観的な脳波変化を伴う証拠を示した点が非常に重要です。脳機能を多角的に評価することで、バコパの科学的信頼性がさらに補強されました。
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